オンラインでの日本語教室が開始して2ヶ月が経ちました。
2ヶ月もすると慣れてきて、スムーズに授業が行えるようになってきました。
そこで今日は私が普段オンライン授業をどのように行っているかについて、簡単にご紹介したいと思います。
授業の流れはグループやレベルによってもちろん違いますが、たいてい以下の通りです。
①新しい語彙の確認
PowerPointのスライドを使って、その課の新しい語彙を一緒に確認します。
このとき、後に続いて単語を発音してもらい、間違っていたら直します。
②テーマについてみんなで考える
メインで使用している「できる」という教科書では、課ごとにテーマが決められています。
たとえば、8課のテーマは「ハイキング」なので、「ハイキングがすきですか」「おすすめのハイキングスポットはどこですか」などと話してウォーミングアップをします。
このとき、既習の語彙や表現を使い、生徒さんに「日本語がわかる!」「日本語で答えられる!」と感じてもらえるよう工夫しています。
③会話文
会話文のCDを聞きます。CDの音声が速いと感じる人もいるので、グループによっては私がゆっくり読み直します。
そのあと、意味を確認します。
最後に、役割を決めて会話文を読みます。たいてい2-3人登場人物がいます。
大グループでは、句点ごとに交代して読んでいます。
④文法
PowerPointのスライドを使って、文法を解説します。
文法は母国語のほうが頭に入りやすいと思うので、スライドはハンガリー語で作成しています。
て形など、しっかり頭に入れてほしい文法は2週間かけて解説しています。
⑤練習
自作の問題を使って口慣らしの練習をします。
教科書には1つの文法につき3、4問くらいしか問題が載っておらず、量が不十分だと感じています。
口慣らし練習が終わったら、ロールプレイなどの応用練習なども行います。
これはある日の授業の様子です。
「できる」には数課ごとに日本文化についてのコラムがあり、この日は日本の地理について授業を行いました。
教科書の他にも、1ヶ月に1回、月の初めの週に文化授業を取り入れていて、先月は大日堂舞楽、今月は節分の紹介を行いました。
いつも真面目に授業に参加してくれている生徒さんのおかげで、私も授業準備へのモチベーションを保つことができています。
現状に満足せず、よりよい授業作りをしていきたいです。
私の授業について、何か意見や提案があれば、ぜひコメントで教えてください。
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