イースター

4月4日はイースター(復活祭)でした。

キリスト教徒の多いハンガリーではイースターはクリスマスの次に大きなイベントです。

イエス・キリストが処刑されてから3日後に復活したことを祝うお祭りで、春の訪れを祝う日でもあります。

イースター前の金曜日、そしてイースター後の月曜日と合わせて4連休になります。

イースター前になると、店にカラフルなチョコレートやお菓子が並び、お庭に卵やうさぎのモチーフのデコレーションが飾られていたり、ドアにリースがかかっているのを見かけます。

友達カップルが親切にもアパートに招待してくれ、私もハンガリーのイースターを体験することができました。



ハンガリーのイースターの定番料理といえば、燻製ハム、ゆで卵、新鮮な野菜だそうです。

これは朝ごはんとして食べるのが伝統ですが、友達はたくさん作って朝にも夜にも食べると言っていました。

ハムはTorma(トルマ)という西洋わさびをつけて食べます。

ハムの横にある瓶に入っているのが友達のお父さん作のトルマです。

日本のわさびと本当に味が似ていましたが、少し酸味があり、ハムにとてもよく合いました。

また、Kalacs(カラーチ)という編みパンも食べます。



友達はなんとこのカラーチを毎年自分で焼いているそうです。

生地はふわふわで、ほんのり甘くておいしかったです。

そして、イースター後の月曜日にはLocsolás(ロチョラーシュ)と呼ばれる面白い習慣があります。

これは「水をやる」という意味なのですが、植物に水をやるわけではなく、女性をお花に見立てて、男性が「いつまでも美しくいられるように」と香水をかける伝統です。

近所のおじさんと生徒さんが何人かアパートに来てくれ、私にも香水をかけてくれました。

昔は水をかけていたそうで、現在でも村などではバケツいっぱいの水をかけるところもあるそうです。

興味のある方は調べてみてください。きっとびっくりします。

そして、水をかけてもらったら、卵をお返しするのを忘れずに!

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