スロバキアなのにハンガリーみたいな街

今日はスロバキアにあるNové Zámky(ノヴェーザームキ)という街に行ってきました。





ハンガリー語だとÉrsekújvár(エールシェクーイヴァール)という名前で呼ばれています。 

ここはハンガリー国境から約25kmで、ハンガリー人もたくさん住んでおり、スロバキア語とハンガリー語どちらも話されています。

標識や店の看板などもスロバキア語とハンガリー語で書かれていました。



アイスクリームはハンガリー語でFagylalt(ファッジラルト)、スロバキア語でZmrzlina(ズムルズリーナ)です。

ちなみにこのアイスクリーム、街で一番のようで、とても濃厚でおいしかったです!

このように、スロバキアでありながらハンガリー人ばかり、ハンガリーでありながらスロバキア人しかいない、なんて地域がたくさんあります。

2つの国の言葉や文化に触れながら成長することができて、良いと思うかもしれません。

ですが、昔はあまり良くないこともあったようです。

2国の仲が良くなかった頃は、親が子供にハンガリー語で話さないよう、またスロバキア語で話さないよう教育するケースも少なくなかったそうです。

島国で育った私たち日本人にとって、考えもしない問題ですね。

私の知り合いでも、「両親はハンガリー人だが、スロバキアで生まれ育ち、学校でいじめられないようにとスロバキア語しか教わらなかったため、ハンガリー語は話せない」という人がいます。

今、国や出身に関係なく仲良くできる世界に住んでいられることを感謝しなければいけないと思いました。

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