日本語教室の振り返り

17日(金)をもって、日本語教室は冬休みに入りました。

記憶の新しいうちに、今学期の感想をまとめておきたいと思います。

先学期とくらべた今学期の変更点は以下の通りです。


・学生数  :44名 → 60名
     市のウェブサイトとFacebookページにて、新規生徒の募集を行った。
・使用ツール:Google Meet → Zoom
・授業内容 :「できる1・2」を使った文法中心の授業 → 会話中心の授業
・その他  :日本人留学生や日本人ゲストを招いて、会話パートナーになってもらう。


今学期から学生数が増えたことで、各グループの人数も増え、教室で授業をしているような和気藹々とした雰囲気ができました。

英語が話せない方も新しく受講されたのですが、授業は基本的に直接法なので、問題なく授業を受けられていました。

そして、今学期はZoomを使用して授業を行ってきましたが、Zoomにもともと入っているホワイトボードの機能が優秀だと感じました。

今まではGoogle Meetの画面共有機能を使い、別のホワイトボードアプリを共有していたため、ラグが発生していたのですが、とてもスムーズになりました。

教材を共有して、その上から書き込めるのも便利でした。


こんな感じですね。

教科書はスキャンしてPDFにしています。よくカフェで授業準備をするんですが、本をたくさん持ち込むのが嫌なので。

その他には、ショプロン市の日本人留学生や日本人ゲストに授業に来てもらい、会話パートナーになってもらいました。

生徒達は普段私の日本語しか聞いていないので、他の日本人がどのように話すか知る良い機会になったと思います。

最後に、授業をやっていて嬉しかったことを共有します。

それが生徒さんとのメールのやりとりです。

私は毎回の授業のあとにフィードバックメールを送っているのですが、それに毎回返事を書いてくださる方が何人かいます。

ハンガリー語ですが、嬉しかったものをいくつかご紹介します。
「あなたと日本語が勉強できて嬉しいです」というなんとも嬉しい言葉を書いてくれたNさん

Mさんは毎回、レッスンで出てきたハンガリー語やハンガリーの文化についてわかりやすくまとめて送ってくださいます。

このときはハンガリー人の時間感覚(いつから朝、昼、晩か)やハンガリー語での時間の言い方も教えてくれました。


綺麗な日本の絵を送ってくれたBちゃんは、クリスマスプレゼントに炊飯器をお願いしたそうです。

生徒さんがいなければ、この仕事は成り立ちません。

来年もさらによい授業ができるように、冬休み中も研究を重ねたいと思います。

コメント

  1. オンライン授業の大変さも感じられる内容ですが、オンラインだからこそのメリットもきっとあったことと思います。どんなことでしょう?

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    1. そうですね、オンライン授業はうまくできればメリットのほうが大きいと思います。
      たとえば、授業を録画して、あとから見直せるところが便利に感じました。対面で同じことをやろうとすると機材が必要で、ビデオカメラで後ろから撮られていると学生も緊張しますよね。
      また、対面だとどうしても時間が合わない方や、小さなお子さんがいて授業に参加できない方もいらっしゃいます。そういう方もオンラインだと授業に参加できます。日本語を勉強したい全ての方に勉強するチャンスが与えられることもオンラインの魅力ですね。
      ハンガリーの大学では対面とオンラインと好きなほうが選べるようです。コロナが落ち着いても、オンライン教育は続いていくのかなと思います。

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